急性期病院では、重篤な疾患やけがを抱えた患者さんが入院しており、短期間のうちに治療が必要とされ、必要な治療やリハビリテーションを提供することで、患者の回復に貢献することにやりがいを感じます。また、心臓リハビリテーションやがんリハビリテーションなど、さまざまなチーム活動が行われている点が大きな魅力です。

急性期のリハビリやチーム活動に携わりながら、整形外科や脳血管疾患、内部障害等、多くの疾患のリハビリを担当することができます。また、学会発表などの自己研鑽を推奨しており、資格取得などにも積極的にチャレンジすることができます。

チーム医療を部門理念に掲げ、認知症チーム、コンチネンスチーム、口腔ケアチーム、心臓リハビリテーションやがんリハビリテーションなど、チーム医療活動はもちろん、定期的な病棟カンファレンス、院内だけでなく病院外でのケースカンファレンスなど、協調性を持ちながら多職種連携を日々実践しています。

医療の進歩に合わせて新しい知識や技術を習得することが求められます。新しい技術を学び、それを実践することで、より質の高いリハビリテーションを提供することができ、目の前の患者さんを笑顔にできた時に成長を実感できます。リハビリテーション科全体での勉強会や各部門での勉強会等もおこなっており、さまざまな資格を持つスタッフもいるため、非常に勉強できる環境です。

退院がゴールではなくその先も続いていく生活を見据えて多職種で協働していくからこそ、患者さんに様々な「変化を起こす」ことができる。その前向きな変化こそがやりがいです。

日々の臨床で必要とされるジェネラリストとしての視点はもちろん、スペシャリストとしての視点を「心臓リハビリテーション」「がんリハビリテーション」「摂食・嚥下リハビリテーション」「腎臓リハビリテーション」「ハンドセラピィ」「超急性期」と様々な分野でいかすことが出来ます。

他職種との協働無しではリハビリテーションは成り立ちません。定期的なカンファレンスはもちろん、リハで関わる以外の時間の夜間・休日の患者さんの様子やご家族の思い、薬剤情報など様々な視点からの情報を得ることを普段から意識しています。様々な視点からの情報を統合していく事でより個別性の高いリハビリテーションプログラムを提供することができます。

同じ疾患であっても皆さん症状や価値観、生活はそれぞれ違い、目標とする所も多様性があります。様々な患者さんを担当させていただき、目標を共有し伴走していく事が理学療法士としてはもちろん、人間としても成長させていただいていると感じます。また、チームで関わる中で自分の知識や新たに学んだ知見を他職種へ共有し患者さんへ活かせた時に成長できていることを実感します。